カキノイス 徳島 宮崎椅子製作所さんへ

現在の『カキノイエ』のダイニング、相変わらず椅子がありません。

計画当初は有名どころのデザイナーズチェアを買おうと思っていましたが「出来ればオリジナルなものを…」　と嫁が言い出し、庄司さんの友人のデザイナー　古田恵介氏を紹介してもらいダイニングに揃える椅子の製作を４脚お願いしました。

材料の変更など紆余曲折があり約１年。。
いよいよ完成間近と連絡を受け、座り心地と張り地の確認に庄司さんにお付き合い頂き徳島県の宮崎椅子製作所まで行ってきました。

お邪魔した宮崎椅子製作所のショールームはなんとなく、とんがり具合などがカキノイエに似た雰囲気があり親近感を持ちます。

祝日であり工場はお休みでしたが事前に古田氏に連絡していただいたこともあり社長の宮崎氏が暖かく出迎えてくださいました。



写真でしか見たことのなかった『カキノイス』　と対面です。

このカキノイス　実は柿の種をモチーフにして背もたれの部分がデザインされています。
柔らかな曲線でデザインされたカキノイスは普通っぽいけど普通じゃないオリジナルな、新しいけどどこか懐かしい可愛らしい雰囲気の椅子です。

引越し以来、椅子のない生活に慣れていたので不自由は感じていませんでしたが、触ってみて、座ってみて俄然早く欲しくなってきました。
ダイニングのグレードが１段も２段も上がりそうです！

座面の張り地を決めるときには宮崎氏がイメージしやすいようにと沢山のクッションを出してくださいました。後から宮崎椅子製作所のサイトを拝見すると中には規格外のファブリックも含まれていたようですが「どれでもイイですよ」と宮崎氏は仰ってくださいました。　　ホンと良い人だ！

絞った候補には　熟した柿の色、革、黒系に茶系などがありましたが最終的には嫁の意見で素材感のあるものになりました（写真は後日）

今回、デザイナーの古田氏は仕事で中国に行かれていてご一緒できませんでした。
事前に　「背もたれの部分が無垢のタイプ（生地を貼っていない方）は、 まだまだ座り心地などを考えると展示品のみでファブリックタイプのみでお願いいたします」と連絡を頂いていました。
実際に座ってみて、確かに無垢の方はクッションが無い分硬くはあるけれど問題なし。
酒を飲みながらダラダラとこの椅子に座って過ごすことが最も長いであろう自分は最後まで悩みましたが嫁と庄司さんの意見は早くから決まっていたようで(^^ゞ　背もたれが無垢のものに決定しました。

あとで工場を拝見するとほぼ完成に近づいたカキノイエにトツギーノの予定のカキノイスがあり、それは背もたれに張り地の付くタイプのもの…。
「長く楽しんでもらえるのが一番ですから」　と、宮崎氏は土壇場でご迷惑おかけしたにも関わらず嫌な顔ひとつ無く依頼を受けてくださいました。
ホンとに　ホンとに良い人だ！！


宮崎椅子製作所のショールームには沢山の椅子があります。
とても椅子が栄える美しい空間で、初めて椅子好きな人の気持ちが分かったような気がします。

そしてこのショールームで出合った『Bon stool』　を衝動買い。
一見華奢に見えるこのスツールに一目惚れでした。
カキノイスと同じブラックチェリーで作ってもらうことになり納期は約３ヵ月後とのこと。

キッチンで座るも良し、テーブルの横において小さなサイドテーブルとして使うも良し、植物を置く台として使っても良し。
とても楽しみ！

奈良～徳島の日帰りはとても有意義で無駄じゃありませんでした。
パソコンの小さな画面では伝わってこない椅子の手触りやファブリックの素材感、作ってくださる人の魂、大げさにいうとそんなものまで感じられたような気がします。

デザインしてくれた古田さん　ホンとにありがとう！
来月に届くカキノイス、本当に楽しみで仕方がありません。
是非納品された折には一杯やりましょう！！

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おまけ

お昼に食べた　『いのたに』　の中華そば
具は豚バラ　トッピングに生卵。
なかなかインパクトのあるビジュアルです。

ラー博にも出店されるほどの超有名店ですが
少々醤油辛かった。。